六代御前神社の大ケヤキ診断調査


逗子の大ケヤキ

 


・管理者:桜山氏子会
・所有者:神武寺
・場所 :神奈川県逗子市桜山
・樹種 :ケヤキ
・幹周り:5.4m
・樹高 :13.0m

プロフィール

 
史跡「六代御前の墓伝説地」

田越橋を過ぎ富士見橋に向かう途中、交番の並びに広い駐車場があります。その奥にお堂があり、その左の小高い場所がお墓です。平家物語で有名な悲劇の人「六代御前」とは平維盛の嫡子。平家滅亡当時12歳の頃、文治元年(1185年)の壇ノ浦の戦いで捕らえられ、文覚上人の頼朝への命乞いで助けられた。しかし、頼朝の死後に上人が反逆罪で流刑になると、六代御前も田越川のほとりで首を切られたと伝えられています。大きなケヤキの根元に抱かれるようにして六代の墓の墓があります。石の墓石は江戸時代になって建立された物です。
地元の人に愛されている大切な樹木で魔よけに効くとされています

樹の状態と必要な治療

敷地には同様のケヤキが3本あり、ひとつの林として一体的に保全する必要があります。いずれのケヤキも根を切られた痕から腐れが入り、幹の中心を腐らせていて危険な状態です。まず、訪れる人が多い点から安全面を確保するために支柱が必要です。次に樹を支えるための根の発達を促すために土壌改良をして栄養を与えます。それから根を保護するために木道(ウッドデッキ)を設置し、枯れ枝も取り除く必要があります。これ以上の腐朽が入らないように慎重な作業が必要です。さらに、ケヤキの根が発達しているので、石垣が膨らんできています。将来的には石垣の修繕が必要になるでしょう。さらに本来は治療前により詳しい診断が必要です。人間でいうとCTスキャンに相当する、内部の腐朽診断です。ピカス音波計測器による樹木の腐朽診断によって、危険を回避するためのより詳しい対策が立てられます。特に支柱の設計に役立てられます。

ピカス音波計測器による腐朽診断 土壌改良(筒型土壌改良材の埋設) 根を保護するための木道の設置
石垣の補修 支柱の設置

スケジュール

 
① 精密診断 ピカス音波計測器で樹木の内部がどのぐらい腐っているかを調べます。

ピカス音波計測器による精密診断は、外からではわからない樹木の内部の腐朽を調べるものです。どのぐらい腐朽が進んでいるのかを目で見てわかりやすい画像で、リアルタイムで確認することができます。これによって、危険度の判定や、その後の処置について詳しい対策が取れることになります。

公開診断イベントを2011年3月25日(日)に行いました。公開診断イベントの様子はコチラ

診断結果

<p>腐朽率は56%で、危険な状態です。腐朽が激しい1番2番付近は、石垣があり根の圧迫の影響が見られます。おそらく切断痕から腐朽が進行したと思 われます。内部には亀裂があり、対角線状に腐朽が入っているところから、幹割れの可能性が高いと思われます。この診断結果を元に今後の対策をより 詳しく講じていく予定です。

② 土壌改良 公開イベントの予定です! 6月開催予定
筒型の遡上改良剤を根の間に埋め込み、
③ 木道の設置
④ 石垣補修
⑤ 支柱設置

全国には恵まれない樹木がまだまだ沢山あります!

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